今年度の『端島大運動会』は10月7日の日曜日です。いよいよ間近に迫って参りました。
 このコーナーでは、端島における『端島大運動会』の持つ意味などにもふれながら、運動会当日までの様子をお伝えしていこうと思います。

★端島大運動会の「目標」  ★運動会企画委員会  ★プログラムの説明  ★運動会への道

★燃えた! 端島大運動会  ★宴〜うたげ〜の始末記  



端島大運動会の「目標」

 『端島大運動会』に向けて、次のような目標を掲げて取り組んでいます。

 ○集団行動を通じて、規則を守り、互いに協力して責任を果たす能力や態度を養う。
 ○心身の健全な発達につとめ、たくましくいきいきとした端島っ子を育成する。
 ○運動会の企画・運営において地域の人々と力をあわせ、端島のいっそうの活性化を図る。

 この中でも第3項「島の人々と協力し、端島の活性化を図る」という目標に重点を置きたいと思います。そうでなければならないと思います。
婦人会の皆様の練習にも熱が入ります
 運動会の時期が近づくと、島に活気が出てきます。運動会企画委員会の寄り合い、婦人会みなさんの演技の練習など、ふだんの端島ではなかなか味わえないふれあいや刺激がそこに生まれるからです。
 そして運動会ともなると島の外からも多くの人が帰ってこられます。端島出身のみなさん、卒業生のみなさん、かつて端島の学校におられた先生方、柱島・黒島のみなさん…子どもたちいわく、「島がしずみそうになるくらい」に多くの人たちです。
 一年間でこの端島がもっともにぎわい、活気にあふれる日。それが『端島大運動会』なのです。






運動会企画委員会

昨年度の運動会企画委員会より
 『端島大運動会』は、「運動会企画委員会」の皆様のご協力を受けて企画・運営されています。
 運動会企画委員会は、端島自治会・端島婦人会を中心とした地域の方々、保護者、学校の三者によって構成されています。9月上旬にこの企画委員会を開催し、端島大運動会の実施計画を見ていただきご検討いただいております。
 運動会の準備にしても、島のみなさんが漁をお休みしてまでご協力くださるわけですから、学校が一方的に進めるわけにはいきません。きちんと今年度の方針をお示しして、ご了承をいただく…というのが一応の流れなのですが、実際の企画委員会はいたってアットホームでざっくばらんな雰囲気です。みなさん大変協力的で、こちらの実施計画案やお願いをいつもご快諾くださいます。人数的にもきわめて少ない学校側としても本当に感謝しております。


運動会企画委員会による係の分担(敬称略)
総務  自治会長 育友会長 校長
演技  古屋
準備  亀田健実 笹村 保 黒田忠幸 河本正文 亀田康義 福岡伊佐次 松本貞夫 校長 
繰り出し  児童保護者 松本イツエ 河本ヤエノ 森岡清枝 
記録  浦浪フジコ
放送  卒業生の方 校長夫人  
接待救護  児童保護者
賞品管理  笹村サキヨ 亀田ミサ子 杉本洋子 中本ツユ子 沖元ミネコ   
受付  浦浪利彦 森岡弘人
映像記録  卒業生の方
 上の表は、昨年度の分担を参考にしながらあくまでも係の代表としてお名前をお借りしています。
 ご覧の通り、それでなくても絶対的に人数が不足しているうえに、当日ご都合がつかなくなる方もおられるでしょう。また、高齢の方も多くおられます。
 少しでも多くの島外のみなさん、卒業生のみなさんのご来島、そしてご協力をお願いできればと思います。
 よろしくお願いいたします。



プログラムの説明

 今年度の運動会は以下のようなプログラムを計画しております。

 午前の部
 もぐって つって いわゆる「障害走」です。小道具は、島のお仕事をイメージしています。
 ボーリング大会 ピンがわりに並んだ缶ジュース。倒せたぶんだけアナタのものに。
 ダイスにかけろ 巨大サイコロを転がして、出た目の数だけボールを持って走ります。
去年、かいくんは6を出してしまいました。
 坊ちゃん 嬢ちゃん おかしを持ったかいくん・ゆうちゃんに幼児が殺到。
今日ばかりはふたりもおにいちゃん・おねえちゃんです。
 紅白対抗綱引き 単純明快なルール。綱引きは燃えます。男女対抗は別の意味で燃えます。
ん? 「見とれよ、日頃の…」なんて叫んでいるのは誰ですか?
 宝釣り お宝の入った袋を釣り上げてください。何が入っているかはお楽しみ。
 柱島小中友情出演 お隣の柱島の子どもたちがゲスト出演。練習してきた見事な演舞を披露。
 元気な端島っ子 去年は「かわいい端島っ子」でした。
今年はBGMのテンポも上がって、ダンスの難易度も少しだけUP。
練習につきあうこっちも筋肉痛。さすがは「元気な端島っ子」。
 お化粧上手 この競技に参加された方にはもれなく素敵なタオルをプレゼント。
ご活用ください。すぐに。
 午後の部
 岩国よいとこ  日本晴れ音頭 端島の華が一同に集結。みなさん練習熱心でいらっしゃいます。
 ゲートボール競走 どこに転がるか分からない網のウキを打ちながら進みます。あわてないで。
 飲みねぇ 食いねぇ 昼食後のデザートを用意いたしました。ご堪能くださいませ。
 端島音頭 東京音頭 ぜひみなさん全員でご参加ください。
子どもたちが「ヨイヨイ」の合いの手も高らかに踊る姿もかわいいですよ。
 紅白玉入れ 今年から赤玉・白玉を新調。熱戦を期待しております。
 紅白対抗リレー 泣いても笑っても最後の対決。昨年度はこの競技で白組が大逆転!

 『端島大運動会』は学校の運動会であると同時に、地域の運動会も兼ねています。
 「主人公であるべき子どもたちの出番が少ないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはまったくありません。
 たしかに当日だけを見ると、たった二人しかいないだけに子どもたちの姿がなかなか目立ちません。ですが、運動会当日までは子どもたちが中心になって準備、練習を進めています。本来なら高学年が任されるべき役割も彼らが果たしてくれます。まさに主人公です。
 『端島大運動会』が子どもたちにもたらしてくれる教育的効果ははかりしれません。


教師のひとりごと

 今年も表現演技をプログラムに組み込みました。今年は『元気な端島っ子』です。
 今年の演目を考えるときに、子どもたちに問いかけました。
「ふつうに低学年の子どもたちが練習して覚えるカンタンなダンスと、練習はキビシイけど完成したらけっこうカッコイイダンス、どっちにする?」
「カッコイイダンス!」
 即答でした。
 今練習しているダンスは、低学年にしてはかなり難易度の高いダンスです。動きの一つ一つはそれほどでもないのですが、曲のテンポが速く、次から次へと流れていくだけについていくのが大変です。
 そういえば去年はもっと大変だったなぁ。そもそも入学するまで踊ったことすらなかった子どもたちですから、それはそれは苦労をしたものです。子どもたちは歯を食いしばって本当によくがんばったと思います。
 そうした去年の、ある意味ニガい〈?〉経験があるにもかかわらず、子どもたちはあえてハイレベルな演目を選択しました。
 それは去年、彼らがすでに味わってしまったからなのでしょう。たくさんの汗を流し努力をした先に待っている、満場の拍手と歓声を浴びる快感を。
 僕は一年間を振り返ったとき、「あのときは本当にがんばったよね」って言えるような思い出を子どもたちとともに作っていきたいと思います。一年もの間ハイテンションを維持し続けるのは難しいことです。だから、学校行事や学習の機会を生かしてメリハリをつけながら「徹底的にやる とことんやる」という経験をさせてあげたいと思います。
 その点、運動会というのは子どもたちが「燃える」ことのできる貴重な機会です。運動会における我々の役目とは、子どもたちが燃えることのできるように支援していくことなのではないでしょうか。
 端島の子どもたちも運動会に向けて、はりきっています。燃えています。子どもたちにとって今流している多くの汗が、みなさんが送ってくださるあたたかい拍手と励ましの声とともに、心の糧となっていつまでも生き続けてくれることを信じています。