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134号 |
| 2000年7・8月号 |
| TOP NEWS | ||
| 今こそ『原体験』を 校長 恒松徹生 | ||
| 端島には美しい砂浜、蒼い海、そこに生きる豊富な生物の群、自然度の高い樹林、満天に拡がる星座、そして、目の前で汗水垂らし働く漁師さんの姿、90歳を越えても体をしっかり動かすおばあさんの姿等々、様々な学習環境がある。学習素材がある。学習素材というより「体で触れる」「体で感じる」「体で知る」「体で覚える」原体験の場がある。この島に生まれた2人の児童を取り囲む全てのものが、様々な体験の場を保証している。 広島大学の廣瀬教授の講演をお聴きする機会があった。「生きる力を育てる」というテーマの中で、児童期の子どもの深層の欲求を探ることの必要性を力説された。表層ではファミコンを喜んでいても深層の欲求は違うと。深層の欲求とは次の3つであると。それは、@大自然の原体験の欲求A芸術(絵、音楽)の欲求B尊敬し信頼できる人物を持ちたいという欲求の3つであった。どれも真摯に受け止めるべき視点である。しかし、特に、大自然の原体験の欲求という言葉が重く心に響いた。 自然体験の必要性が指摘されて久しい。自分の体で知ることの必要性が指摘されて久しい。まわりに豊富な自然があっても実際に触れようとする子どもは少なくなっている。名前を知っていても(知識偏重)実を知らない、本物を体で知らない子どもは多い。 今こそ、原体験をしっかりつませたい。冒頭に挙げたように「端島」には原体験をさせる環境、場は十分にある。児童期の子ども達にはきわめて恵まれた環境である。原体験重視の学習を進めたい。時に、効率的に教えることができなくても、本物に接することで身についた知識になるし、それこそ学習を発展させるための土台になる。 船瀬の砂浜、磯の生き物、見壁山の自然林・昆虫、そして、スズムシ、ウサギ・・・。 体で様々なものを感じ取らせていきたい。 |
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| TOPIX | ||
| 合同自然教室 in 端島 | ||
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昨年まで岩国市立乙瀬小学校と同柱島小学校が端島で行っていた合同自然教室に、新しく仲間に加えていただきました。 2人しかいない本校児童にとって、新しいお友達に出会えた貴重な経験でした。いつもなら決して見られない、ブランコの順番待ち。おにいちゃん、おねえちゃんたちの後を必死で追いかける姿。海輝くんと侑季ちゃんが「欲しかったもの」がそこにはあったような気がします。乙瀬小・柱島小の子どもたちはもちろん、先生方、保護者の皆様にも大変お世話になりました。 『 島の外にも友達がいるんだ 』 たった2日間だったけれど、その大切な思い出を励みにしながら2人は今日も元気です。 |
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【ふたりの作文から】 わたしはおこめのふたをあらいました。 ななちゃんだいすきです。またきてね。みんなではなびをしました。またおよいでおもしろかったです。きをやいたときあつかったです。ひのかみさまになったことはおもしろかったです。みんなだいすきです。またきてね。なかよくしようね。 ぼくはかくれんぼがすごくたのしかった。ぼくはかれえをこぼしました。おそうじがつかれました。そとはあつかったです。みんなとさよならしたときはさみしかったです。みんなまたきてね。 |
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| 端島歳時記 | ||
| ジャンボ農作物にビックリ! | ||
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今年の端島の農作物は巨大化(?)の傾向アリ。 ドリンク剤のビンといっしょに並んでいるのはヘチマ…ではなく、キュウリです。浦浪さんの畑で獲れたものなのですが、他にも島のあちこちで巨大なタマネギなどが目撃されています。 |
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| どうやら今年も水不足 | ||
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春から夏にかけての降水量が少なかった今年、水不足が懸念されています。島のみなさんは、天からの恵みを心待ちにしながら節水に励んでいらっしゃいます。 | |
| 編集後記 〜 潮騒 | ||
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◆「よーし。夏になったらこの海で泳ぐぞー」と決意(?)したのは春のことでした。実際に灼熱の夏を迎え、端島の海に飛び込んでみた感想は月並みですが「最高!!」の一言に尽きます。 ◆島の北部に広がる船瀬海岸。白く輝く砂浜は、端島の宝といってよいでしょう。薬剤師さんのお話では、水質検査の結果・大腸菌群ゼロのAAランクという折り紙付きです。 ◆水泳の授業でえっちらおっちら歩いて船瀬まで行くこともしばしばです。一周道路の坂道を汗だくになって登り、一気に砂浜まで駆け下りたところで目に飛び込んでくる紺碧の海。山越えしてでも足を運ぶ価値十分です。 ◆子どもたちにとって水中メガネを通してのぞく海の世界はまた新鮮な魅力のようです。もちろん僕たちにとっても、燦々と照りつける光が射し込む海中はとても幻想的です。 ◆海に囲まれた「島」に生きるならば、海と共に生きていかなければなりません。その「友人」は時に厳しく、時に優しく島の人々を包んでくれます。 ◆海のもたらしてくれる恩恵も様々です。豊富な海の幸。涼しげな波の音。 ◆端島新聞復刊号のお礼にと木本清人校長先生からすてきな贈り物をいただきました(左)。海藻で作ったしおり、“海藻アート”だそうです。これもやはり海からの贈り物ですよね。 ◆そんな「海」の恩恵を子どもたちには常に身近に感じさせていきたい…そんな風に思っています。 |
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