156号
2003年1月号


 TOP NEWS
新年を迎え 幸多かれ
                               校 長   磯 部 吉 秀
校庭の梅の木に咲いた花
 今年の冬は暖冬という当初の発表を、気象庁は訂正したようです。また、全国的にインフルエンザ「A香港型」が猛威をふるい、岩国市内でも、学級・学年閉鎖の措置をとった学校があります。温暖少雨の典型的な瀬戸内気候の端島も、寒さはまだまだこれからのようです。 
 これからの気候は、昼間の時間が長くなり、太陽の光と熱が日一日と増してきます。しかし、気温は日一日と低くなって、2月中旬が最低になります。この太陽の光と熱の増加と、気温の低下という正反対の現象が、連日入り交じります。その中で、どちらに視点をおきながら冬を乗り切っていくかによって、人間の生き方が積極的にもなり消極的にもなります。
 気温が低くなっていく方に視点をおくと、
「寒い、寒い。動くのがおっくうだ」の連続で消極的になってしまいます。
 逆に、昼間が長くなり太陽が出ている間は暖かいという方に視点をおくと、
「暖かくなってきた。春まであと少し」と積極的に冬を乗り切っていけるのではないかと考えます。
年が明け、平成15年・西暦2003年がスタートしましたが、これもまた同じではないでしょうか。
英会話の学習から
 新しい年の区切りを、
「今年も去年と同じ。ただ一つ歳をとっただけ」
と受け止めることもできますし、
「新しい年が来たからうれしい。いい年にしたい」
と前向きにとらえることもできます。子どもたちにはぜひ、後者のような心構えをもってほしいと思います。
 8日の始業式では子どもたちに、
「3学期は授業日数が大変少ないけれど、学年のまとめとして大切な時期です。限りなく4年生に近い3年生として、何か目標を決めて、その実現のためにがんばってください」
と話しました。
 次の日にはさっそく、自分の学習や生活を見つめ直しての目標を決めてきました。校内行事「どんど焼き」のセレモニーの中で堂々と、しかも誇らしげに発表していた姿が印象的です。
アメリカ在住の方からのプレゼントを手に
 新しい年を迎えるとこの子らに限らず人間は、何らかの期待と夢をもつものです。「棒ほどに願って、針ほどかなう」と言われますが、夢は大きいほどよく、その願いの実現に向けて努力し続ける態度をもつことが、何より大切だと思います。 さて、願いを現実のものとするには、基本を忠実にマスターすることが必要だと思います。スポーツでも芸術でも科学でも、何の分野でも基本を習得することから出発します。これをおろそかにすると上達も遅いし、上達の伸びに限界が出てしまいます。
 やや時期遅れかもしれませんが、「一年の計は元旦にあり」と言います。
 新しい年を迎え、大きな明るい夢を描いて、のびのびと育っていく子どもたちに、幸多かれと祈らずにはいられません。
 今年も子どもたちが希望に向かって、明るく意欲的に前進できるよう3名の教職員一同『新たなる気持ちで、基本を忠実に』で努力したいと思います。


 TOPIX
どんど焼き -端島っ子新年の決意を誓う-
 1月15日に「どんど焼き」をしました。
 朝早くから竹を採りに行き、運動場へしっかりと立て、「御幣」をつけて準備完了。お父さん・お母さん方、そしてみいくんにも参加してもらい、いよいよ「どんど焼き」の始まりです。


 まずはじめに子どもたちが「新年の決意」を朗読しました。

 
  今年の目ひょう
             海  輝







 ぼくは今年、三つの目ひょうがあります。
 まず漢字をもっとおぼえることです。なぜなら漢字のテストでいい点をとれなくてくやしいからです。ぼくは漢字をおぼえるために、日記で漢字を使ったり、もっと本を読みたいです。
 つぎに、パソコンをうまくなりたいです。なぜなら、パソコンを使うのは楽しいからです。ぼくは、メールをバンバンうったり、インターネットをもっと見たりして、言葉をうつのを早くしたいです。
 さい後に、算数でミスをするのを少なくしたいです。もっと算数を習って、もう少し生活に使いたいです。
 ぼくは今年の三つの目ひょうをクリアするためにこれからがんばりたいです。

  今年の目ひょう
            侑  季






 わたしは今年、四つの目ひょうがあります。
 まず、勉強をがんばることです。漢字を日記にどんどん使いたいです。そして、漢字をもっともっとおぼえたいです。
 つぎの目ひょうは、本を読むことです。わたしは本をすらすらと読めないのではずかしいです。本をすらすら読めるようになりたいです。
 そして、水泳で五十mぐらい泳げるようになりたいです。わたしは泳ぐのがにがてです。もっとうまくなってスイスイ泳ぎたいです。
 さい後に、料理ができるようになりたいです。わたしは料理が下手です。上手になりたいです。一人で料理をして食べられるように、お母さんに教えてもらいたいです。
 わたしはこの四つの目ひょうをさい後までやりとげたいです。

 それから焚きつけ用の木っ端や木の皮に火をつけて、字が上手になるようにと子どもたちの書き初めをくべ、お正月の飾りを燃やしました。この煙にあたると風邪を引かないとか頭が賢くなるとかいわれています。御利益があればいいですね。
 子どもたち、そして端島のみなさんがいつまでも無病息災でありますようにと祈っています。


 端島歳時記
瀬戸の小島に雪が降る
 1月末のある日、端島に雪が降りました。うっすら雪化粧をした道路。
 粉砂糖をまぶしたような住宅の屋根。
 真っ白になった運動場。
 そして、かけ回る子どもたち。
 ・・・・どれも、この端島ではめったに見られない風景でした。
 うっすらと積もった雪はあっという間に消えてしまいましたが、この「白い朝」は子どもたちの心にいつまでも残ることでしょう。





 編集後記 〜 潮騒
◆大変遅ればせながら、新年のご挨拶を。今年も皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
◆先日子どもたちに「ハチ公物語」という映画を見せました。この映画、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
◆秋田犬のハチは仕事から帰るご主人をいつも駅で出迎えていました。駅ではマスコット的存在としてかわいがられていました。ところがある日突然訪れるご主人の死。それでもハチはご主人の帰りを待ち続けます。雨の日も、風の日も。そしてとうとうハチは…どう転んでも泣かされるようにできている映画です。子どもたちも涙を流していました。
◆僕は最近よく映画を見ます。最近では「ハリー・ポッター」「黄泉がえり」を見に行ってきました。ビデオも借りたりしています。この間初めて「幸福の黄色いハンカチ」を見ました。高倉健さん主演の映画ですが、自分の中では邦画bPにランクインされました(ちなみにそれまでは「犬神家の一族」が僕のベストシネマでした)。
◆島の夜はとても長い。特に秋から冬の夜長をどうやって過ごすかということはけっこう深刻な(?)問題だったりするのです。読書もいいのですが、リラックスして受け身で見ていられる映画もまたいいものです。
◆子どもたちにもよく映画を見せています。夏休みや冬休みともなれば連日「映画上映会」。ドラえもんやらディズニー作品やら。みいくんが大好きなのは「トムとジェリー」シリーズです。よく「見せて見せて」とせがまれます。
◆近いうちに子どもたちに見せようと思っている映画は「ドクター・ドリトル」シリーズですね。エディ・マーフィー扮する「動物と話せるお医者さん」のお話です。動物たちが「しゃべる」リアルなCGにも驚かされますが、そのストーリーも秀逸。きっと気に入ってくれることでしょう。
◆このほかにも子どもたちにオススメという映画があれば、ぜひ教えてください。それから我々にもオススメの映画があれば教えていただけると幸いです(笑)
◆ちなみに校長先生オススメの邦画は「砂の器」。さっそく今度見てみようと思っています。