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141号 |
| 2001年5・6月号 |
| TOP NEWS | |||||||
| 古頃のみなさん ようこそ端島へ 「山の学校」と「海の学校」心待ちにしていた対面が実現 |
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そもそものはじまりは、今年の1月に古頃小学校から届いたお手紙でした。 それから子どもたちのお手紙のやりとりが続いていたのですが、このたび心待ちにしていた「ご対面」が実現いたしました。 古頃のみなさんが、遠路はるばるこの端島を訪ねてきてくださったのです。 ようこそ、端島へ。 |
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みなさんの来訪は6月3日のことでした。 古頃小学校の先生から「ぜひ端島へ行ってみたのですが」とのお話をいただいたのが、およそ1か月ほど前でした。それから双方連絡を取りながら当日の実現にこぎつけました。 しかしなんといっても 一番の心配だったのが、当日の天候。初めてお越しくださるこの端島、できるなら晴天の日にご案内したい。 霧雨けぶる離島の影、というのもなるほど、それはそれで魅力がありそうですが…できるなら…。 当日は晴れました。 これも(いつも必ず最後はそこに行き着くのですが)両校の日頃の行いの賜であると胸を張ることにしましょうか。 さて。午前10時50分。遠来の友、まだ見ぬ友を乗せた「すいせい」がその船影を見壁の山際に見せました。 みんなで作った「古頃のみなさん ようこそ端島へ」の横断幕を持った2人の児童も、さすがに緊張した顔つきです。 船着き場の「すいせい」から飛び出して来たのは、花束を持った元気な2人の女の子。まいちゃんとまりちゃんでした。 やっと会えた友だち! さぞかし子どもたちは感動していることだろうと思いましたが、どちらかというとお互いの保護者の方々や我々教師同時こそ感無量の面もちだったように思います。 花束を手渡されて、端島っ子もようやく緊張がほぐれたようでした。 子どもたちって、すぐ仲良くなれるんですね。 ■おにぎり作るぞ 昼食は船瀬海岸でバーベキューです。 お父さん方には一足先に船瀬に行っていただいてカマドの準備などをお願いしました。 お母さん方と子どもたちは学校で食材を切ったりという準備をしてもらいました。 子どもたちにまかされたのは「おにぎり作り」という大役。ラップを使ってたくさんのおにぎりを作ってもらいました。 何度も作ったことがあるよという古頃の2人の手ほどきで、端島の2人のおにぎりもどんどんときれいな三角に。話もはずんで、ますます仲良しになれました。 ■いざ船瀬海岸へ 船瀬海岸までの道のりは船を出していただきました。ちょっとした遊覧船気分!? ■友情バーベキュー 船瀬海岸ではバーベキューに舌鼓を打ちました。古頃のみなさんからの差し入れもいっぱい。特に「比和牛」の肉は超絶美味。古頃でとれたコシヒカリ50sもわざわざお土産に持ってきてくださいました。ありがとうございます。 端島のみなさんからも魚やタコの差し入れがいっぱい。 炭火に熱せられた網の上には「山海の佳肴」がズラリと並んで壮観。これぞ、山と海との友情バーベキューでした。 ■おっとっと、海開き やっぱり子どもたちはきれいな砂浜、輝く海を前に我慢はできなかったようです。6月上旬でちょっと肌寒いでしょうに、海の中に飛び込んでしまいました。でもその気持ち、分かります。 これが端島にとっては今年の「海開き」となったのでした。 ■さようなら また会う日まで 楽しい時間はあっという間に過ぎ、古頃のみなさんが帰る時間となりました。本来「別れ」は名残惜しいものですが、端島の別れ、その寂しさといったら…。岸壁を高速艇がゆっくりと離れていきます。船が見えなくなるまで、いつまでも手を振る子どもたち。島に残る人々の胸に去来する寂しさはいかばかりでしょうか。 ですが、子どもたちの顔は晴れやかです。今日の別れは永遠のものではありません。むしろ、今日という日から新たに始まったともいえる古頃のみなさんとの交流なのですから。 「また会おうね」 「今度は古頃に来てね」 再会を約束した子どもたちの顔に涙はありませんでした。 最後になりましたが、このたびの直接対面が実現いたしましたのも古頃小学校の先生方、そして両校の保護者の皆様のご協力と熱意の賜であると深く感謝しております。 古頃の皆様。これからもお互いに無理のないペースで、肩肘張ることのないおつきあいを続けていけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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| 〜子どもたちが安心して暮らせる端島のままで〜 | |||||||
子どもの命の尊さ。 学校の危機管理のあり方。 8人もの児童が犠牲になった大阪府・大教大付属池田小学校の児童殺傷事件は、私たちに様々な問題を突きつけます。 端島小学校では子どもたちに、「挨拶をがんばりなさい」と言っています。島民の方や来校者にはもちろん、釣り客のみなさんにも。子どもたちは元気に挨拶をし、皆さんに喜ばれています。 私たちが子どもたちに挨拶をすすめるのは、「世の中の人は、みんないい人なんだよ。」 そういう意味も込めているのです。これからもぜひそうしていきたい。子どもたちの笑顔、気持ちのよい挨拶は「端島の元気」そのものなのですから。 これからもそういう端島であり続けたいと思います。そのためにも学校教職員、保護者の方々、そして何よりも島の方々全員のあたたかい目で子ども達を見守り続けていただきたい。強くそう思っています。願っています。 「今の時代は悪い?」 そんな風に考えたくはありません。たとえそう思ったとしても、私たちはまぎれもなく「悪い」かもしれない今の時代に生きているのです。それが、私たちが生きている「今」なのです。 今後とも、端島小の児童をみなさんあたたかい目と心でお守りください。 よろしくお願いいたします。 |
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| TOPIX | |||||||
| 『端島菜園』 復活への道 運動場すみの菜園 10年ぶりに復活か? |
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そこにはスイカやメロン、カボチャ、ピーマン、ナス、キュウリ、トマトなどの作物が植えられており、季節の味覚を学校のみなさんで楽しんでいたとのこと。 その菜園をぜひよみがえらせたいと、ただいま奮闘中です。 ★みんなで開墾 左の写真はかつて菜園があった場所の除草をして、開墾をしようとしているところです。10年あまりもそのままにされていたということもあって、畑の面影はまったくといっていいほど残っていません。そこをみんなで草をとり、カチカチに乾燥している土を耕して畑を作ろうというのですから、大変です。 それに現在は児童数2名、しかも低学年の児童ばかりです。我々大人が全員加わっても5人という状況。 さてさて、どうなりますことやら…。 ★あっぱれ 子どもたち 子どもたちは本当によく働きます。昨年学校が開校して以来何かにつけて「まだ低学年だから」と思っていたのですが、いつの間にか大人顔負けのがんばりを見せてくれるようになりました。 草を抜き、猫車を使って草置き場まで運ぶ。子どもたちに任せておいても大丈夫でした。 おかげで、思ったよりもずいぶん早くに「菜園」としての体裁が整ってきました。 しかしなんといってもこの「端島菜園復活計画」 に欠かせないのが浦浪さんの存在です。 浦浪さんのおかげで端島小学校の周りはいつもきれいな花でいっぱいです。どれも浦浪さんがどこかから植えかえられたり、種から育てたりというものばかりなのですが、これが不思議と必ず根付いて元気な花を咲かせるのです。 人呼んで「浦浪マジック」。 このたびの畑作りでもずいぶんお世話になっています。荒れ地もカチカチの地面も、浦浪さんの手にかかるとみるみるうちに草がなくなり、畑のうねが形作られていきます。 それを見たゆうちゃんが一言。 「浦浪のオネエさん、すごーい!」 ★今年は何を植えようか 今年はサツマイモと落花生を植えました。落花生は種から、サツマイモは苗からです。落花生が芽を出し、サツマイモのツルが元気に伸びていく様子を見るにつけ、心が弾んでくるようです。 今年はこの他にヒマワリにアサガオ、ミニトマトを植えています。花壇にはサルビアの苗を植える予定です。 特にヒマワリについては浦浪さんもはりきっておられて、学校の周りをぐるりと囲むようにヒマワリを咲かせてみたいと考えています。 夏の端島はヒマワリ。 秋にはおいしいサツマイモに落花生。 本当に楽しみです。 |
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| 楽しかったよ 蜂ケ峰 〜初夏の遠足〜 |
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その日におじゃますることは事前にお願いしておいたのですが、たったふたりの子どもたちのためにミニSLが走り、観覧車を動かしてくださいました。一同大変感激しております。この敷地内には他にも、実物大の恐竜模型(なかなかおもしろい仕掛けもアリ)が置かれ、本格的なアスレチックがあり、かわいい動物たちともふれあえたりと、子どもたちが目を輝かせて喜びそうなものでいっぱいでした。中でも「ローラーすべり台」はちょっとそんじょそこらでは見かけない大きさで、引率の我々までもが思わず夢中に…(笑)。 天候にも恵まれ、すばらしい一日をみんなで過ごせてよかったなあと思っています。 |
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| 今年1回目の避難訓練 | |||||||
2時間目の国語の時間に突然、震度4強の地震発生!!…といってもこれは避難訓練のお話。 本年度第1回目の避難訓練を行いました(2回目は12月実施の予定)。このたびはまだ記憶にも新しい春先の「芸予地震」を教訓に地震発生を想定しての訓練です。 今回に限らず避難訓練時の目標は「児童が安全で敏速に避難できるよう、その実践的な態度を養う」ことにあります。 避難訓練時によく言われる三つの約束「おさない・しゃべらない・走らない」。なぜ、これが大切なことなのか。その一つ一つを子どもたちが理解したうえで避難行動ができるようになってほしいものです。 |
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| 今年もスズムシが! | |||||||
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| 端島歳時記 | |||||||
| 年に一度の島民健診 | |||||||
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昨年は児童ともども島に不在で今年初めて経験したのですが、市の職員のみなさんや保健協会の方々が大勢来られて、とてもにぎやかです。 高速艇の待合所は臨時の胸部撮影室、学校は総合検診所に早変わり。 子どもたちも「校舎にこんなにいっぱいの人が来たの、初めてだね」と驚き、そして喜んでいました。 端島のみなさん。これからもずっと元気でいてください。 |
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| 編集後記 〜 潮騒 | |||||||
◆ゆきちゃんの滞在を一番喜んでいるのは誰あろう、かいくんの弟・海広―みひろ―くんでした。 ◆いつもはお兄ちゃんお姉ちゃんのあとをついて回っているみいくんですが、同じ年頃の友達ができて本当にうれしそうです。 ◆そんな二人を見ながら思うのですが、いったい彼らはどんなことを話しているのでしょうか。それほど言葉を交わしている様子もないのに、コミュニケーションもバッチリ。不思議です。 ◆不思議といえば、彼らが幼い子どもなりに持っている独特の世界観。僕たち大人はもちろんですが、すでにゆうちゃんやかいくんすら分からない「何か」をみいくんとゆきちゃんだけは感じ、二人だけで盛り上がっているように見受けられるのです。 ◆童話作家の森山京さんがその著作「きいろいバケツ」のあとがきでこう記しておられます。 ◆「おとなにとって取るにたらないものにでも、子どもは時として全宇宙を見ることがあります。そして、たとえ姿、形が似ていても、それはほかのものと代えることは出来ないのです。かけがえのないものは、いつの時でもたった一つしかないということを一番よくわかっているのは、ほんとうは幼い子どもであるのかも知れません」 ◆みいくんはこれまで僕たちと同じものを目にしながら、彼だけが「何か」を見つめていたのでしょうか。 ◆ゆきちゃんが帰っていく日、みいくんは泣いたそうです。ゆきちゃんと出会い、その「世界」を共有できる友達が初めてできた喜びを、この小さな男の子はかみしめていたような気がしてなりません。 |
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