137号
2000年12月号


 TOP NEWS
ホームページ開設しました
 11月30日。端島小学校のホームページを開設いたしました。
 電話回線をつないだパソコンがあれば、世界のどこにいても知りたい情報を手に入れられるインターネットの世界。その世界にこの端島小学校もデビュー(?)することになったのです。
左の写真がそのホームページのトップページ(表紙)です。タイトルは『小さな島の小さな小学校から』。
 内容は「どこにあるの?」「どんな学校?」「端島新聞から」「端島小ニュース」などなど。それぞれのコーナーに入っていくと、みたい情報が見られるようになっています。
 11月末の開設以来、中国新聞(2000.12.2)に紹介していただいたこともあって、多くの方々にご覧いただいています。
 中にはホームページをご覧になった感想をEメール(パソコンを使った電子メール)で送ってくださる方もおられて、皆様の関心の高さに驚くと同時に嬉しく思っております。
 今、ご覧になっていただいてる『端島新聞』の内容をそのまま紹介しているページもあります。そこでは、新聞紙面の都合上、掲載しきれなかった写真も追加するなど、これまでの『端島新聞』をご覧になった方にももう一度楽しんでいただけるようにと工夫しています。
 「端島小ニュース」のコーナーでは、学校生活、端島の情報などをいち早くお伝え。このコーナーに集まった情報が編集されてあらためて『端島新聞』となる…そのような流れにしていけたらと考えています。  
 このたびのホームページの開設により、『端島新聞』の内容をいつでもどこでも誰でもご覧になっていただけることになりました。
「離島のように小規模な学校だからこそ小回りが利く」とは、『端島新聞』復刊号に寄せた学校長の言葉。
 積極的に情報を手に入れようと努める一方で、自分たちからも情報を発信していきたいと思います。
 その中から生まれる新たな人々との出会い、心の交流を信じて…。

 『端島新聞』ホームページともども、これからも皆様からのご支援をいただけますようよろしくお願いいたします。

 TOPIX
見壁山に登りました!
 以前に端島新聞でも取り上げたことのあった見壁山登山(?)計画。その念願がかないました。生活科の時間をつかって子どもたち、それから校長先生もいっしょに頂上へ。外から見るとぎっしりと生い茂っているように見えるのですが、中は広々とした空間があったりして魅力たっぷり。歩くと「パキパキ」と心地よいかわいた小枝の折れる音が。
 ただ、やっぱり山の中から外を見渡すことはできませんでした。ほんのすきまから垣間見ることができる程度で…。
 休校前に端島中学校のみなさんが作られた見壁山山頂にあるはずの「山頂プレート」も見つけることができませんでした。次は、春に登ってみるつもりです。




今年2回目の避難訓練
 6月に引き続いて2回目の避難訓練を12月2日に行いました。今回は岩国中央消防署の方をお招きして、より本格的な訓練を計画しました。本校の児童は、普段なかなか外の方のお話を聞くことがないため、こうした避難訓練の場が、「人のお話をしっかり聞く」よい機会にもなります。消防署の方のお話も1年生のふたりにとって大変分かりやすくて、最後まで集中してお話を聞くことができたようです。
 そして今回は水の入った訓練用消火器まで使わせてもらうことができ、みんなも興味津々。
 最後に「火遊びは絶対にしません」とお約束をして、無事避難訓練は終了しました。
 空気が乾燥するこれからの季節、火の扱いには十分注意したいものです。
 端島歳時記
「夜磯周り」
 「夜磯周り」に行って来ました。冬の何日間か、いつも以上に潮が引く時があります。そんな時に磯を歩けば、普段は潜っていかなければお目にかかれない、サザエやトコブシ、運がよければアワビまで見つけることができます。
 出発は午前2時30分。「夜磯周り」の専門家(?)浦浪さんのご指導のもと、慣れない磯歩きにチャレンジです。教えてもらった場所をおそるおそるのぞいて見ると・・・・サザエ発見!
 寒風も、時間が経つのも忘れて歩き回りました。気がつくともう朝の5時。―うん。大漁。
 初めての「夜磯周り」。とっても貴重な体験でした。 

 編集後記 〜 潮騒
◆誰に聞いたか、「端島の冬はあったかいよ」という話。冬の寒さがいやでいやで仕方がない僕にとって、実に魅力的なことでしたが…。
◆やっぱり端島の冬もそれなりに寒いようです。気温も岩国市街地と比べても間違いなく高いはずなのですが、問題は「風」なのです。昼夜問わずに吹きつける寒風は島特有のもの。いくら気温が高くても、風に吹かれて体感温度も急降下。
◆なのに。端島の子どもたちはいつも運動場を裸足で走り回っています。「子どもは風の子」とはいうけれど、この季節に外を裸足で…見ているだけで震えてきます。
◆そんな子どもたちとジャングルジムに昇って眺める冬の海。波も高く、走る船も大きく揺れています。
◆先日、そんな荒波乗り越えて(?)学校にお客さんがありました。昭和30年頃に端島に勤めておられた山根康男先生が訪ねて来られたのです。
◆平日の昼前頃に来られたのでびっくり。定期船のある時間ではなかったからです。ご自分の船ではるばるいらしたとのことでした。
◆山根先生はたいそうお元気で、当時の端島の様子を懐かしそうに話してくださいました。
◆電話も電気も満足に使えなかった時代。なんとご自分で船を造られたとか。足垂海岸はもっと広々とした海岸だったし、島内一周道路もまだ整備されていなかった…。
◆だけど今も昔も変わらないのは、端島の人々の温かい人情だと目を細めて話しておられました。僕もまったく同感です。
◆ほんの少しの間しかお話ができませんでしたが、かつてこの端島で教育に情熱を燃やしておられた偉大な先輩の姿にふれ、大いに励まされました。

山根先生(左)と
「えびすや」亀田照雄さん