端島の詩−うた−


1 (序)


メバル アジ タイ
たくさんの魚がおよいでる海
あおい海 あおい海 端島の海
おじいちゃんの海 おばあちゃんの海
お父さんの海 お母さんの海
ぼくの海 わたしの海
わたしたちのたいせつな端島の海
端島の海


2 (春)


さくら さくら さくら
学校のまわりのさくら
一しゅうどうろのさくら
端島じんじゃのさくら
きゅうこうしゃのさくら
亀田しょうてんのさくら
いっぱいのさくらにかこまれている端島
とってもきれいな端島の四月
端島の四月
でも  でも?
さくらはきれいだけど ぼくたちは わたしたちは
「スッポン
がすき!」


3 (夏)


白いすなはま 白いすなはま 白いすなはま
白いすなはまが、どこまでもつづくふなせ海がん
あおい海と白いすなはまがびっくりするほどきれい
水えいのれんしゅうをがんばったきれいな海
「泳げるようになったよ。いつまでも海にいたいなあ」
「まだ、少しこわいけど、がんばっておよぐぞ!」
バーベキューをしたふなせ海がん
わたしたちのたいせつなふなせ海がん
ふなせ海がん


4 (秋)


ひと ひと ひと
柱島から
黒島から
たくさんの人が来てくれるうんどう会
たくさんの人が端島にかえってきてくれるうんどう会
「海くん、ことしもたくさんの人が来てくれるといいねぇ」
「うん。きっとたくさんの人が来てくれるよ」
たのしい
たのしい
端島のうんどう会
いっぱいの人たち
いっぱいのえがお
いっぱいのえがおにつつまれて
島がしずみそうになる 端島のうんどう会


5 (冬)


ビュー
ビュー
ビュー
かぜがふく
かぜがふく
海もあれる
海もあれる
ちょっとこわい海
でも  でも
ちっともこわくない
ちっともこわくない
だって  だって
あったかーいおじいちゃんに
あったかーいおばあちゃんに
あったかーいお父さんに
あったかーいお母さんに
あったかーい端島の人たちに
あったかーい端島の人たちに かこまれているから!




※ここでいう「スッポン」とは、いわゆる「イタドリ」のことです。端島では「スッポン」「スカンポ」などと呼んでいます。子どもたちはこの「スッポン」が大好物。春の一周道路に出かけては、「スッポン」にかじりついています。「花よりダンゴ」ならぬ「花よりスッポン」といったところでしょうか。